月刊農学部長 第75号
不思議なキノコとスズメのねぐら
長く続いた暑さも落ち着き、ようやく秋らしい気候になってきました。
先日、秋季キャンパス?クリーン作戦の一環で、農学部気象台まわりの草刈りを行いました。その際、不思議なキノコに出会いました。刈払い機で草を刈っていると、土埃のような煙があがりました。地面に泥の塊のような物体があり、触ってみるとスポンジのような触感です。よく見るとキノコで、土埃と感じたものは胞子のようです。Webで調べてみると、はっきりとは判りませんが、オニフスベというキノコに似ています。
また次の日は、学生が、少し離れた場所(付属農場)で、丸いキノコを見つけてきました(下の写真)。見た目は全く異なりますが、前日と同じ種類と思われるキノコの生育ステージが若いもののようでした。今まで、こうしたキノコ類などを意識してこなかったのですが、この月間農学部長を書くにあたり、よく周りを観察するようになり、これまで気づかなかった自然に触れることができています。
農学部?共同獣医学部本館前では、玄関の横にある木が、スズメの集団ねぐらになっているようです。日没の30分位前から、スズメが木の中に飛び込むようにして集まってきて、日没直前には、かなりの大音量で鳴いています。相当数のスズメがいると思うのですが、近くで木を見ていても、また写真に撮ってみても、なかなかスズメを見分けることができません(それこそが、ねぐらに選ばれている理由なのかもしれません)。そこで、熱赤外線カメラでその木を撮ってみました。すると、木の中にいるスズメが認識できました(温度が少し高く、白っぽくみえるのが、スズメです。動画でみると、木の中で活発に動いていることもわかりました)。
最後に、また、夕焼けの写真を紹介します。秋の雲と夕焼けは、大変、相性が良いです。研究室がある農学部?共同獣医学部本館3階からみた夕空です。
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今年は、大変に暑い秋でしたが、朝晩はかなり涼しくなってきました。
勉強にも運動にも取り組みやすい季節です。
頑張っていきましょう。